Markdown Multi Tab Preview
May 4, 2026 · View on GitHub
複数の Markdown ファイルを独立したプレビュータブで同時にプレビューできる VS Code 拡張機能です。ファイルごとに専用のプレビュータブが開くため、ドキュメントを切り替えても表示位置を見失うことがありません。
機能
- 独立プレビューパネル — Markdown ファイルごとに専用のプレビュータブを作成。複数ドキュメントを並べて同時に確認できます。
- 自動プレビュー —
.md/.markdownファイルを開くと自動でプレビューパネルを表示。設定で無効化も可能です。 - リアルタイム更新 — 編集内容がリアルタイムでプレビューに反映されます(debounce 300ms)。
- 双方向スクロール同期 — エディタとプレビューのスクロール位置を双方向で同期します。
- Mermaid ダイアグラム —
mermaidコードブロックをダイアグラムとしてレンダリング。パン/ズーム操作にも対応。テーマは VS Code のカラーテーマに追従します。 - シンタックスハイライト — コードブロックを highlight.js でハイライト表示。ホバー時にコピーボタンも表示されます。
- Outline サイドバー — ドキュメントの見出し一覧を折りたたみ可能なサイドバーに表示。クリックで該当箇所にスクロール。表示する見出しの深さも設定可能です。
- カラースウォッチ — カラーコード(Hex, RGB/RGBA, HSL/HSLA)の横に色見本を表示。コードブロック内・本文テキストの両方に対応しています。
- フロントマター表示 — YAML フロントマターをプレビュー上部にラベル付きコードブロックとして表示します。
- タスクリスト —
- [x]/- [ ]をスタイル付きチェックボックスとして表示します。 - 見出しプレフィックス表示 —
#/##/###などのプレフィックスをグレーの控えめなスタイルで表示します。 - 画像表示 — 相対パスの画像を正しく解決して Webview 内に表示。リモート画像の読み込みは設定で切り替えできます。
- テーマ連動 — VS Code の Light・Dark・High Contrast テーマに完全対応しています。
VS Code 標準の Markdown プレビューとの違い
VS Code 標準の Markdown プレビューは十分に優秀で、本拡張機能と機能が重なる部分も多くあります。「Markdown ファイルごとに 1 つのプレビュータブが開く」ことだけが目的であれば、拡張機能を入れなくても標準の markdown.showPreview と markdown.preview.toggleLock を runCommands でチェーンすれば実現できます(#65 で指摘いただいた通りです):
{
"key": "ctrl+shift+v",
"command": "runCommands",
"args": {
"commands": ["markdown.showPreview", "markdown.preview.toggleLock"]
},
"when": "editorLangId == markdown"
}
本拡張機能は その上に載せる UX 改善と、標準プレビューには無い機能のために存在します:
| 機能 | 標準プレビュー | 本拡張機能 |
|---|---|---|
| ファイルごとに 1 タブ | ✅ runCommands のキーバインドで可能 | ✅ デフォルト動作(設定不要) |
.md を開いた瞬間に自動でプレビュー表示 | ❌ | ✅ (autoPreview) |
| Mermaid の Pan/Zoom(Figma ライクなホイール挙動) | ❌ | ✅ |
| プレビューパネル内に Outline サイドバー(depth 設定可) | ❌ | ✅ |
| Hex / RGB(A) / HSL(A) のインラインカラースウォッチ | ❌ | ✅ |
HEAD との Rich Diff(左右並列レンダリング比較) | ❌ | ✅ |
GFM Alerts(> [!NOTE] 等)をテーマ連動の 5 色で装飾 | 一部 | ✅ |
| YAML フロントマターをラベル付きブロックとして表示 | ❌ | ✅ |
| コードブロックのホバーでコピーボタン | ❌ | ✅ |
| Soft / Classic 外観プリセット(角丸・ゼブラテーブル 等) | ❌ | ✅ |
見出しの # / ## プレフィックスを控えめなグレーで表示 | ❌ | ✅ |
右側の項目があまり刺さらなければ、標準プレビュー + 上記キーバインドで十分です。逆にこれらの UX や機能が欲しい場合は、本拡張機能が CSP と DOMPurify のサニタイズを効かせた状態でまとめて提供します。
使い方
自動プレビュー
mdMultiTabPreview.autoPreview が有効(デフォルト)の場合、.md ファイルを開くと自動でサイドにプレビューが表示されます。
プレビューのトグル
- キーボードショートカット:
Ctrl+Shift+V(Mac:Cmd+Shift+V) - コマンドパレット:
Markdown Multi Tab Preview: Toggle Preview - タイトルバーボタン: エディタのタイトルバーにあるプレビューアイコンをクリック
プレビューからエディタに戻る
プレビューパネルのタイトルバーにある編集アイコンをクリックするか、コマンドパレットから Markdown Multi Tab Preview: Show Editor を実行します。
設定
| 設定キー | 型 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|---|
mdMultiTabPreview.autoPreview | boolean | true | Markdown ファイルを開いた時にプレビューを自動表示 |
mdMultiTabPreview.retainContextWhenHidden | boolean | true | タブ非表示時もプレビューの状態を保持(無効にするとメモリ使用量が減少) |
mdMultiTabPreview.allowRemoteImages | boolean | true | プレビューでリモート画像(https://)の読み込みを許可 |
mdMultiTabPreview.colorDecorator | boolean | true | カラーコードの横に色見本を表示 |
mdMultiTabPreview.toc.enabled | boolean | true | プレビューに Outline(見出しナビゲーション)サイドバーを表示 |
mdMultiTabPreview.toc.maxDepth | number | 3 | Outline に表示する見出しの最大レベル(1〜6) |
動作要件
- VS Code
1.109.0以上
リリースノート
各バージョンの変更点は Changelog をご覧ください。
既知の問題
- VS Code 標準の Markdown プレビューと併存します。コマンドプレフィックスで区別してください。