操作ガイド

August 7, 2026 · View on GitHub

メイン画面

メイン画面は、会話一覧、チャット本文、モデル・推論状態、入力欄で構成されます。

接続済みMCPツールの概要をGemmaへ質問しているメイン画面

画面右上には接続中のMCPサーバー数と、利用可能なTool数が表示されます。上の例では、ローカルGemmaがD3D12LookDevPTから取得したToolsを基に回答しています。

会話一覧

  • 「新しいチャット」: 空の会話を作成する
  • 会話項目: 選択した会話の履歴を表示する
  • 「Markdownで保存」: 選択した会話を.mdファイルとして保存する
  • 「選択中のチャットを削除」: 確認後、選択した会話だけを削除する
  • 「設定」: モデル、推論、MCP、承認ルール、データ設定を開く

すべての会話履歴を削除する場合は、「設定」→「承認とプライバシー」から実行します。この操作は元に戻せません。

Markdownで保存

保存する会話を選び、「Markdownで保存」を選択して保存先を指定します。出力には次の情報が含まれます。

  • 会話タイトル、会話ID、作成・更新日時、モデルID
  • ユーザー、Gemma、システムのメッセージと時刻
  • Tool CallのJSON、ツール名、Call ID、結果、成功・失敗状態

UTF-8(BOMなし)で保存されます。メッセージ本文はMarkdownのまま保持されるため、一般的なMarkdownビューアーで閲覧できます。ツール引数や結果に秘密情報が含まれている可能性があるため、保存ファイルを共有する前に内容を確認してください。

上部バー

  • 「モデル」: 使用する登録済みGGUFを選択する
  • 「推論」: Auto / Cpu / Cuda / Vulkanを選択する
  • 「MCP」状態: 接続数と利用可能なツール数を表示する

モデルまたは推論モードの変更は設定へ保存され、起動時プリロードが有効な場合は直ちにllama-serverの準備を開始します。

チャット本文

ユーザー、Gemma、ツール実行結果を時系列で表示します。Gemmaの回答はMarkdownとして描画され、見出し、リスト、強調、コードブロックなどに対応します。

ツール実行後は、ツール名、引数、結果、成功または失敗の状態がメッセージとして保存されます。

露出を1.0へ変更したTool Callの引数、結果、最終回答

Tool Callカードには名前空間化されたツール名、検証済みJSON引数、MCPサーバーの結果が表示されます。結果が長い場合はチャット本文が縦に伸びるため、スクロールしてGemmaの最終回答まで確認してください。

ツールを実行しない通常の質問も同じ会話で継続できます。次の例では、利用可能な設定値を確認した後、ACESトーンマッパーについて説明を求めています。

トーンマッパーの選択肢とACESについて会話している画面

入力と生成

  • 「送信」: 入力内容を送信し、ストリーミング生成を開始する
  • 「停止」: 現在の生成またはツール処理をキャンセルする
  • 「再生成」: 直前のターンを削除し、同じユーザー入力でもう一度生成する

生成中は同時に別のメッセージを送信できません。

モデルと推論設定

「設定」→「モデルと推論」で変更します。

モデル

  • 「選択モデルをダウンロード」: 組み込みカタログのモデルを取得して検証する
  • 「既存GGUFを登録」: 手元のGGUFをアプリ管理下へコピーして登録する
  • 「モデル保存先」: モデルの保存ディレクトリを変更する

モデル保存先を変更しても、既に登録済みのモデルパスは自動移動されません。

推論ランタイム

  • 「チャットモード」: 実際の生成で使うAuto / Cpu / Cuda / Vulkan
  • 「取得するbackend」: ダウンロードするllama-serverの種類
  • 「backendをダウンロード」: 選択したランタイムを取得して展開する
  • 「既存llama-serverを登録」: 手元の実行ファイルを登録する

明示的にCudaまたはVulkanを選んだ場合、起動失敗時に自動でCPUへ切り替わりません。エラー内容を確認して、必要なら手動でCpuを選択してください。

「起動時にモデルを準備する」は既定で有効です。アプリ画面を表示した後にモデル読み込みと短いウォームアップをバックグラウンドで行い、完了すると状態欄に使用バックエンドを表示します。VRAMを常時使用したくない場合は無効にできます。

「速度診断を実行」は、現在のモデルとインストール済みの互換バックエンドを最大60秒測定します。モデルやランタイムを追加取得せず、結果を確認してから「推奨設定を適用」を押すまで推論モードは変更しません。診断中はモデルをVRAMから解放するため、終了後に再準備します。

回答完了時の状態欄には、使用バックエンド、最初の文字までの時間、生成速度が表示されます。値は端末内の診断ログにも記録されます。

生成設定

設定既定値説明
コンテキスト長8192会話履歴とツール定義を含めてモデルへ渡す最大コンテキスト
最大出力トークン20481回の推論で生成する上限
Temperature0.7低いほど出力が安定し、高いほど変化しやすい

コンテキスト長を大きくすると、特にGPU推論時のメモリ使用量が増えます。

MCPツールの承認

モデルがツールを選択すると、実行前にサーバー名、ツール名、JSON引数を表示します。

選択動作
今回のみ許可この呼び出しだけを実行する
常に許可同じサーバーIDとツール名の組み合わせを今後自動許可する
拒否ツールを実行せず、拒否結果をモデルへ返す

保存した承認ルールは「設定」→「承認とプライバシー」で確認・全消去できます。引数の内容ごとではなく、サーバーとツールの組み合わせ単位で適用される点に注意してください。

MCP設定JSONのインポート

「設定」→「MCP接続」→「JSONからインポート」から、serversまたはmcpServers形式の設定ファイルを読み込めます。同名のサーバーは置き換えられ、Authorizationやトークンなどの秘密値はWindows Credential Managerへ保存されます。元のJSONに含まれる秘密値は削除されないため、ファイル自体も安全に管理してください。

データとログ

「設定」→「承認とプライバシー」には、データ保存先とログ保存先が表示されます。

  • 会話履歴: SQLiteのhistory.db
  • 一般設定とMCPプロファイル: settings.json
  • 診断ログ: 日付単位のLogs\app-YYYYMMDD.log

ログでは一般的なトークン、パスワード、APIキー形式をマスクしますが、MCPツールの引数や結果に秘密情報を含めない運用を推奨します。

ライセンス情報

「設定」→「承認とプライバシー」→「ライセンス情報を表示」から、LocalMCPChatClient、.NET/WPF、MCP C# SDK、SQLite関連ライブラリのライセンスと第三者通知を確認できます。単体EXEでも文書はアプリ内に埋め込まれているため、別ファイルなしで表示できます。

すべての設定を初期化

「設定」→「承認とプライバシー」→「すべての設定を初期化」から、次の設定を既定値へ戻せます。

  • モデル登録とモデル保存先
  • 推論モード、コンテキスト長、最大出力、Temperature
  • カスタムllama-server登録
  • MCPプロファイルと現在のMCP接続
  • ツール承認ルール
  • LocalMCPChatClientがWindows Credential Managerへ保存した秘密情報
  • 初回セットアップ完了状態

チャット履歴、ダウンロード済みモデル、推論ランタイム、ログは削除されません。リセット時に動作中の推論とMCP接続を停止し、次回起動時に初回セットアップを表示します。