エンコード設定の指定方法
March 23, 2026 · View on GitHub
レイアウト機能 で指定する JSON ファイルでは、 合成後の映像や音声をエンコードするコーデックやエンコードパラメーターを指定することができます。
エンコードコーデックやパラメーターによって、合成結果の品質やサイズ、 合成の要する時間が大きく変わる可能性があるため、 Hisui を最大限活用するためには、これらを適切に指定することが重要です。
実際に利用可能なコーデックは、Hisui のビルド方法や実行環境で変わりますが、
hisui list-codecs コマンドで一覧を取得することができます。
なお hisui tune コマンドを利用することで、
適切なエンコードパラメーターをある程度自動で調整することができます。
音声エンコードコーデックの指定
合成後の音声のエンコードコーデックは、以下のように audio_codec フィールドで指定できます。
{
"audio_codec": "OPUS",
"audio_sources": ["archive-*.json"]
}
audio_codec で指定可能な値は以下の通りです:
"OPUS": Opus音声コーデック(デフォルト)"AAC": AAC音声コーデック
注意
"AAC" は、以下のいずれかの条件を満たしている場合にのみ指定可能です:
- macOS 用にビルドされた Hisui(Apple Audio Toolboxの AAC エンコーダーが使用されます)
--features fdk-aacを有効にしてビルドし、--fdk-aacオプションまたはHISUI_FDK_AAC_PATH環境変数で FDK-AAC の共有ライブラリが指定された場合
FDK-AAC を利用する場合は、ビルド方法 を参考にして、共有ライブラリのパスを指定してください。
音声エンコードビットレートの指定
映像とは異なり、音声はエンコード時のパラメーターが少なく、 エンコードビットレートのみが指定可能となっています。
エンコードビットレートは、以下のように audio_bitrate フィールドで bps 単位で指定します。
{
"audio_codec": "OPUS",
"audio_bitrate": 65536,
"audio_sources": ["archive-*.json"]
}
audio_bitrate のデフォルト値は 65536 です。
映像エンコードコーデックの指定
合成後の映像のエンコードコーデックは、レイアウト JSON の video_codec フィールドで指定できます。
{
"video_codec": "VP8",
"video_layout": {
"main": {
"video_sources": ["archive-*.json"]
}
}
}
video_codec で指定可能な値は以下の通りです:
"VP8": VP8 映像コーデック"VP9": VP9 映像コーデック(デフォルト)"H264": H.264 映像コーデック"H265": H.265 映像コーデック"AV1": AV1 映像コーデック
注意
"H264" は、以下のいずれかの条件を満たしている場合にのみ指定可能です:
- macOS 用にビルドされた Hisui: Apple Video Toolbox の H.264 エンコーダーが使用されます
- OpenH264 オプション指定時:
hisui composeなどのコマンドで--openh264オプションやHISUI_OPENH264_PATH環境変数が指定された場合 - nvcodec 対応時: nvcodec に対応してビルドされた Hisui では NVIDIA Video Codec SDK の H.264 エンコーダーが使用されます
"H265" は、以下のいずれかの条件を満たしている場合にのみ指定可能です:
- macOS 用にビルドされた Hisui: Apple Video Toolbox の H.265 エンコーダーが使用されます
- nvcodec 対応時: nvcodec に対応してビルドされた Hisui では NVIDIA Video Codec SDK の H.265 エンコーダーが使用されます
"AV1" は、以下のいずれかの条件を満たしている場合にのみ指定可能です:
- SVT-AV1 対応時: SVT-AV1 に対応してビルドされた Hisui では SVT-AV1 エンコーダーが使用されます
- nvcodec 対応時: nvcodec に対応してビルドされた Hisui では NVIDIA Video Codec SDK の AV1 エンコーダーが使用されます
なお自前で Hisui のビルドを行う場合には、nvcodec はデフォルトでは無効になっています。 有効にする方法は ビルド方法 をご参照ください。 ubuntu-24.04_x86_64 向けのビルド済みバイナリでは nvcodec が有効になっています(CUDA がない環境では実行時に無効になります)。
映像エンコードビットレートの指定
映像エンコードビットレートは、レイアウト JSON の video_bitrate フィールドで bps 単位で指定できます。
{
"video_codec": "VP8",
"video_bitrate": 1048576,
"video_layout": {
"main": {
"video_sources": ["archive-*.json"]
}
}
}
video_bitrate のデフォルト値は 映像ソースの数 * 200 * 1024 です。
注意
レガシー版の Hisui との互換性維持のため、bitrate フィールド(kbps単位)も利用可能ですが、両方が指定された場合には video_bitrate が優先されます。
映像エンコーダー固有のパラメーターセットの指定
Hisui は映像のエンコーダーとして、以下をサポートしています:
- libvpx: VP8 / VP9 用のエンコーダー
- OpenH264: H.264 用のエンコーダー
- SVT-AV1: AV1 用のエンコーダー
- Apple Video Toolbox: macOS で利用可能な H.264 / H.265 用のエンコーダー
- NVIDIA Video Codec SDK: CUDA対応GPU で利用可能な H.264 / H.265 / AV1 用のハードウェアエンコーダー
映像エンコーダーの種類とエンコードコーデックの組み合わせによって、指定可能なパラメーターセットは変わります。
例えば libvpx エンコーダーで VP8 コーデックでエンコードを行う場合のパラメーターセットは、
以下のように、libvpx_vp8_encode_params をキーとした JSON オブジェクトを使って指定します:
{
"video_codec": "VP8",
"libvpx_vp8_encode_params": {
"cpu_used": 4,
"min_quantizer": 4,
"max_quantizer": 56
}
}
エンコーダー固有パラメーターセット用のキーの一覧は以下の通りです:
libvpx_vp8_encode_params: libvpx で VP8 エンコードを行う際のパラメーターセットlibvpx_vp9_encode_params: libvpx で VP9 エンコードを行う際のパラメーターセットopenh264_encode_params: OpenH264 で H.264 エンコードを行う際のパラメーターセットsvt_av1_encode_params: SVT-AV1 で AV1 エンコードを行う際のパラメーターセットvideo_toolbox_h264_encode_params: Apple Video Toolbox で H.264 エンコードを行う際のパラメーターセットvideo_toolbox_h265_encode_params: Apple Video Toolbox で H.265 エンコードを行う際のパラメーターセットnvcodec_h264_encode_params: NVIDIA Video Codec SDK で H.264 エンコードを行う際のパラメーターセットnvcodec_h265_encode_params: NVIDIA Video Codec SDK で H.265 エンコードを行う際のパラメーターセットnvcodec_av1_encode_params: NVIDIA Video Codec SDK で AV1 エンコードを行う際のパラメーターセット
以降では、それぞれの詳細を説明します。
なお、デフォルトで使用されるエンコードパラメーターは layout-examples/compose-default.jsonc にも記載されています。
libvpx_vp8_encode_params で指定可能なパラメーターセット
libvpx で VP8 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは以下の通りです。
なお、本ドキュメントでの各パラメーターについての説明などは参考程度のものとなっております。 正確な情報については、本家のドキュメントやソースコードを参照してください。
基本的なエンコーダーパラメーター
-
min_quantizer(整数値): 最小量子化パラメーター値- デフォルト値: 26
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
max_quantizer(整数値): 最大量子化パラメーター値- デフォルト値: 40
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
cq_level(整数値): 固定品質エンコード時の品質レベル- デフォルト値: 5
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
cpu_used(整数値): エンコード速度と品質のバランス調整- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 0 〜 16
- 値が大きいほど高速だが品質が低下
エンコード制御パラメーター
-
deadline(文字列): エンコード期限設定- デフォルト値:
"realtime" - 指定可能な値:
"best","good","realtime"
- デフォルト値:
-
rate_control(文字列): レート制御モード- デフォルト値:
"cbr" - 指定可能な値:
"vbr","cbr","cq"
- デフォルト値:
-
lag_in_frames(整数値): 先読みフレーム数- デフォルト値: 6
- 指定可能な範囲: 1 〜 25
-
threads(整数値): エンコードに使用するスレッド数- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 1 〜 システムに依存
-
error_resilient(真偽値): エラー耐性モードの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
keyframe_interval(整数値): キーフレーム間隔- デフォルト値: 300
- 指定可能な範囲: 1 以上の値
VP8 固有のパラメーター
-
noise_sensitivity(整数値): ノイズ感度設定- デフォルト値: 0
- 指定可能な範囲: 0 〜 6
-
static_threshold(整数値): 静的領域検出閾値- デフォルト値: 957
- 指定可能な範囲: 0 以上の値
-
token_partitions(整数値): トークン分割数- デフォルト値: 0
- 指定可能な範囲: 0 〜 3
-
max_intra_bitrate_pct(整数値): イントラフレームの最大ビットレート(%)- デフォルト値: 6668
- 指定可能な範囲: 0 以上の値
-
arnr_config(オブジェクト): Altref Noise Reduction 設定max_frames(整数値): 最大フレーム数- デフォルト値: 1(必須項目)
- 指定可能な範囲: 0 以上の値
strength(整数値): フィルター強度- デフォルト値: 4(必須項目)
- 指定可能な範囲: 0 以上の値
filter_type(整数値): フィルタータイプ- デフォルト値: 2(必須項目)
- 指定可能な値: 正の整数値
libvpx_vp9_encode_params で指定可能なパラメーターセット
libvpx_vp9_encode_params で指定可能なパラメーターセットは以下の通りです。
なお、本ドキュメントでの各パラメーターについての説明などは参考程度のものとなっております。 正確な情報については、本家のドキュメントやソースコードを参照してください。
基本的なエンコーダーパラメーター
-
min_quantizer(整数値): 最小量子化パラメーター値- デフォルト値: 15
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
max_quantizer(整数値): 最大量子化パラメーター値- デフォルト値: 43
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
cq_level(整数値): 固定品質エンコード時の品質レベル- デフォルト値: 33
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
cpu_used(整数値): エンコード速度と品質のバランス調整- デフォルト値: 9
- 指定可能な範囲: 0 〜 9
- 値が大きいほど高速だが品質が低下
エンコード制御パラメーター
-
deadline(文字列): エンコード期限設定- デフォルト値:
"realtime" - 指定可能な値:
"best","good","realtime"
- デフォルト値:
-
rate_control(文字列): レート制御モード- デフォルト値:
"cq" - 指定可能な値:
"vbr","cbr","cq"
- デフォルト値:
-
lag_in_frames(整数値): 先読みフレーム数- デフォルト値: 16
- 指定可能な範囲: 1 〜 25
-
threads(整数値): エンコードに使用するスレッド数- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 1 〜 システムに依存
-
error_resilient(真偽値): エラー耐性モードの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
keyframe_interval(整数値): キーフレーム間隔- デフォルト値: 300
- 指定可能な範囲: 1 以上の値
VP9 固有のパラメーター
-
aq_mode(整数値): 適応量子化モード- デフォルト値: 3
- 指定可能な範囲: 0 〜 3
-
noise_sensitivity(整数値): ノイズ感度設定- デフォルト値: 2
- 指定可能な範囲: 0 〜 6
-
tile_columns(整数値): タイル分割の列数(log2値)- デフォルト値: 5
- 指定可能な範囲: 0 〜 6
-
tile_rows(整数値): タイル分割の行数(log2値)- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 0 〜 2
-
row_mt(真偽値): 行単位マルチスレッドの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
frame_parallel_decoding(真偽値): フレーム並列デコーディングの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
tune_content(文字列): コンテンツタイプ最適化設定- デフォルト値:
"default" - 指定可能な値:
"default","screen"
- デフォルト値:
openh264_encode_params で指定可能なパラメーターセット
openh264 で H.264 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは以下の通りです。
なお、本ドキュメントでの各パラメーターについての説明などは参考程度のものとなっております。 正確な情報については、本家のドキュメントやソースコードを参照してください。
基本的なエンコーダーパラメーター
-
thread_count(整数値): エンコードに使用するスレッド数- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 1 〜 16
-
intra_period(整数値): Intraフレーム間隔- デフォルト値: 300
- 指定可能な範囲: 1 〜 1000
品質制御パラメーター
-
max_qp(整数値): 最大量子化パラメーター値- デフォルト値: 39
- 指定可能な範囲: 1 〜 51
-
min_qp(整数値): 最小量子化パラメーター値- デフォルト値: 19
- 指定可能な範囲: 1 〜 51
-
complexity_mode(文字列): エンコード複雑度モード- デフォルト値:
"low" - 指定可能な値:
"low","medium","high"
- デフォルト値:
エンコード制御パラメーター
-
entropy_coding(真偽値): エントロピー符号化の有効化(CABAC/CAVLC選択)- デフォルト値:
false false: CAVLC(高速)、true: CABAC(高効率)
- デフォルト値:
-
ref_frame_count(整数値): 参照フレーム数- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: 1 〜 16
-
spatial_layers(整数値): 空間レイヤー数- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: 1 〜 4
-
temporal_layers(整数値): 時間レイヤー数- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: 1 〜 4
レート制御パラメーター
rate_control_mode(文字列): レート制御モード- デフォルト値:
"timestamp" - 指定可能な値:
"off": レート制御無効(最高速)"quality": 品質優先モード"bitrate": ビットレート優先モード"timestamp": タイムスタンプ基準モード
- デフォルト値:
前処理機能パラメーター
-
denoise(真偽値): ノイズ除去の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
background_detection(真偽値): 背景検出の有効化- デフォルト値:
true
- デフォルト値:
-
adaptive_quantization(真偽値): 適応量子化の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
scene_change_detection(真偽値): シーンチェンジ検出の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
deblocking_filter(真偽値): デブロッキングフィルターの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
long_term_reference(真偽値): 長期参照フレームの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
スライスモード設定
slice_mode(オブジェクト): スライス分割方法の設定type(文字列): スライスモードのタイプ(必須)- デフォルト値:
"single" - 指定可能な値:
"single": 単一スライス(最高速)"fixed_count": 固定スライス数"size_constrained": サイズ制限スライス
- デフォルト値:
count(整数値):"fixed_count"モード時のスライス数- 指定可能な範囲: 1 〜 16
size(整数値):"size_constrained"モード時の最大サイズ(バイト単位)- 指定可能な範囲: 1 〜 1000000
svt_av1_encode_params で指定可能なパラメーターセット
SVT-AV1 で AV1 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは以下の通りです。
なお、本ドキュメントでの各パラメーターについての説明などは参考程度のものとなっております。 正確な情報については、本家のドキュメントやソースコードを参照してください。
品質・速度制御パラメーター
-
enc_mode(整数値): エンコード速度と品質のバランス調整- デフォルト値: 13
- 指定可能な範囲: 0 〜 13
- 値が小さいほど高品質だが低速、値が大きいほど高速だが品質が低下
-
qp(整数値): 量子化パラメーター値- デフォルト値: 46
- 指定可能な範囲: 0 〜 63
-
min_qp_allowed(整数値): 最小量子化パラメーター値- デフォルト値: 12
- 指定可能な範囲: 1 〜 20
-
max_qp_allowed(整数値): 最大量子化パラメーター値- デフォルト値: 50
- 指定可能な範囲: 35 〜 63
レート制御パラメーター
-
rate_control_mode(文字列): レート制御モード- デフォルト値:
"vbr" - 指定可能な値:
"vbr","cbr"
- デフォルト値:
-
over_shoot_pct(整数値): ビットレート超過許可率(%)- デフォルト値: 51
- 指定可能な範囲: 0 〜 100
-
under_shoot_pct(整数値): ビットレート不足許可率(%)- デフォルト値: 75
- 指定可能な範囲: 0 〜 100
GOP・フレーム構造パラメーター
-
intra_period_length(整数値): イントラフレーム間隔- デフォルト値: 300
- 指定可能な範囲: -1 〜 1000
- -1 を指定するとイントラフレームが最初のフレームのみになります
-
hierarchical_levels(整数値): 階層レベル数- デフォルト値: 3
- 指定可能な範囲: 2 〜 5
-
pred_structure(整数値): 予測構造- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な値: 1, 2
-
scene_change_detection(真偽値): シーンチェンジ検出の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
look_ahead_distance(整数値): 先読みフレーム数- デフォルト値: 13
- 指定可能な範囲: 0 〜 120
並列処理パラメーター
-
pin_threads(整数値): スレッドピニング設定- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 0 〜 128
-
tile_columns(整数値): タイル分割の列数- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: 1 〜 6
-
tile_rows(整数値): タイル分割の行数- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: 1 〜 6
-
target_socket(整数値): ターゲットソケット設定- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: -1 〜 1
フィルタリングパラメーター
-
enable_dlf_flag(真偽値): デブロッキングループフィルターの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
cdef_level(整数値): CDEF(Constrained Directional Enhancement Filter)レベル- デフォルト値: -1
- 指定可能な範囲: -1 〜 4
-
enable_restoration_filtering(真偽値): 復元フィルタリングの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
高度な設定パラメーター
-
enable_tf(真偽値): Temporal Filtering の有効化- デフォルト値:
true
- デフォルト値:
-
enable_overlays(真偽値): オーバーレイの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
film_grain_denoise_strength(整数値): フィルムグレインノイズ除去強度- デフォルト値: 0
- 指定可能な範囲: 0 〜 50
-
enable_tpl_la(真偽値): TPL Look Ahead の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
force_key_frames(真偽値): キーフレーム強制挿入の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
stat_report(真偽値): 統計レポート出力の有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
recon_enabled(真偽値): 再構成フレーム出力の有効化- デフォルト値: なし(省略可能)
エンコーダー固有設定パラメーター
-
tier(整数値): エンコーダーティア設定- デフォルト値: 1
- 指定可能な範囲: 0 〜 1
-
fast_decode(真偽値): 高速デコードモードの有効化- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
video_toolbox_h264_encode_params で指定可能なパラメーターセット
Apple Video Toolbox で H.264 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは以下の通りです。
なお、本ドキュメントでの各パラメーターについての説明などは参考程度のものとなっております。 正確な情報については、本家のドキュメントを参照してください。
基本的なエンコーダーパラメーター
max_key_frame_interval(整数値): キーフレーム間隔の最大値(フレーム数)- デフォルト値: 300
- 指定可能な範囲: 1 〜 600
速度と品質のバランス設定
-
prioritize_speed_over_quality(真偽値): 品質よりも速度を優先するモード- デフォルト値:
true
- デフォルト値:
-
real_time(真偽値): リアルタイムエンコードモード- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
maximize_power_efficiency(真偽値): 電力効率最大化モード- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
フレーム構造設定
-
allow_frame_reordering(真偽値): フレーム再順序付けの許可- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
allow_temporal_compression(真偽値): 時間圧縮の許可- デフォルト値:
true
- デフォルト値:
プロファイル・レベル設定
-
profile_level(文字列): H.264プロファイル・レベル- デフォルト値:
"baseline" - 指定可能な値:
"baseline","main","high"
- デフォルト値:
-
h264_entropy_mode(文字列): H.264エントロピー符号化モード- デフォルト値:
"cavlc" - 指定可能な値:
"cavlc","cabac"
- デフォルト値:
遅延制御設定
max_frame_delay_count(整数値): 最大フレーム遅延数- デフォルト値: 2
- 指定可能な範囲: 1 〜 16
video_toolbox_h265_encode_params で指定可能なパラメーターセット
Apple Video Toolbox で H.265 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは以下の通りです。
H.265 エンコーダーは H.264 と多くの共通点がありますが、いくつかの相違点があります。
なお、本ドキュメントでの各パラメーターについての説明などは参考程度のものとなっております。 正確な情報については、本家のドキュメントを参照してください。
基本的なエンコーダーパラメーター
max_key_frame_interval(整数値): キーフレーム間隔の最大値(フレーム数)- デフォルト値: 300
- 指定可能な範囲: 1 〜 600
速度と品質のバランス設定
-
real_time(真偽値): リアルタイムエンコードモード- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
maximize_power_efficiency(真偽値): 電力効率最大化モード- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
フレーム構造設定
-
allow_frame_reordering(真偽値): フレーム再順序付 けの許可- デフォルト値:
false
- デフォルト値:
-
allow_temporal_compression(真偽値): 時間圧縮の許可- デフォルト値:
true
- デフォルト値:
-
allow_open_gop(真偽値): Open GOP の許可- デフォルト値:
true - H.265 では H.264 と異なり、この設定が利用可能です
- デフォルト値:
プロファイル・レベル設定
profile_level(文字列): H.265プロファイル・レベル- デフォルト値:
"main" - 指定可能な値:
"main","main10"
- デフォルト値:
遅延制御設定
max_frame_delay_count(整数値): 最大フレーム遅延数- デフォルト値: 15
- 指定可能な範囲: 1 〜 16
NVIDIA Video Codec SDK エンコーダーパラメーター
NVIDIA Video Codec SDK(nvcodec)は、CUDA対応GPUを利用したハードウェア加速エンコーダーです。 H.264、H.265、AV1の各コーデックに対応しており、高い処理性能を提供します。
利用条件
nvcodecエンコーダーを利用するには、以下の条件を満たしている必要があります:
- CUDA対応のNVIDIA GPU
- 適切なNVIDIA GPUドライバー
- nvcodecに対応してビルドされたHisui
- ubuntu-24.04_x86_64 向けのビルド済みバイナリは nvcodec が有効になっています(CUDA がない環境では実行時に無効になります)
共通パラメーター
nvcodecエンコーダーでは、H.264、H.265、AV1の全てのコーデックで共通して利用できるパラメーターがあります。
エンコード品質・速度制御パラメーター
-
preset(文字列): エンコードプリセット- デフォルト値:
"p4" - 指定可能な値:
"p1","p2","p3","p4","p5","p6","p7" "p1": 最高品質(最低速)、"p7": 最高速(最低品質)
- デフォルト値:
-
tuning_info(文字列): チューニング情報- デフォルト値:
"low_latency" - 指定可能な値:
"high_quality": 高品質優先"low_latency": 低遅延優先"ultra_low_latency": 超低遅延優先"lossless": 無劣化圧縮
- デフォルト値:
レート制御パラメーター
rate_control_mode(文字列): レート制御モード- デフォルト値:
"vbr" - 指定可能な値:
"const_qp": 固定量子化パラメーター"vbr": 可変ビットレート"cbr": 固定ビットレート
- デフォルト値:
GOP・フレーム構造パラメーター
-
gop_length(整数値): GOPの長さ(フレーム数)- デフォルト値:
300 - 指定可能な範囲: 整数値
- デフォルト値:
-
idr_period(整数値): IDR フレームの周期(フレーム数)- デフォルト値: なし(省略可能)
- 指定可能な範囲: 整数値
- 省略時は gop_length と同じ値が使用されます
デバイス制御パラメーター
device_id(整数値): 使用するCUDAデバイスのID- デフォルト値:
0 - 指定可能な範囲: 0以上の値(システムの利用可能GPU数による)
- デフォルト値:
nvcodec_h264_encode_params で指定可能なパラメーターセット
NVIDIA Video Codec SDK で H.264 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは、上記の共通パラメーターに加えて、以下のH.264固有のパラメーターがあります。
H.264固有パラメーター
profile(文字列): H.264プロファイル- デフォルト値:
"main" - 指定可能な値:
"baseline": Baseline Profile"main": Main Profile"high": High Profile"high_10": High 10 Profile"high_422": High 4:2:2 Profile"high_444": High 4:4:4 Profile
- デフォルト値:
nvcodec_h265_encode_params で指定可能なパラメーターセット
NVIDIA Video Codec SDK で H.265 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは、上記の共通パラメーターに加えて、以下のH.265固有のパラメーターがあります。
H.265固有パラメーター
profile(文字列): H.265プロファイル- デフォルト値:
"main" - 指定可能な値:
"main": Main Profile"main10": Main 10 Profile"frext": Format Range Extensions Profile
- デフォルト値:
nvcodec_av1_encode_params で指定可能なパラメーターセット
NVIDIA Video Codec SDK で AV1 エンコードを行う際に指定可能なパラメーターは、上記の共通パラメーターに加えて、以下のAV1固有のパラメーターがあります。
AV1固有パラメーター
profile(文字列): AV1プロファイル- デフォルト値:
"main" - 指定可能な値:
"main"(現在はMainプロファイルのみサポート)
- デフォルト値: